会社案内

株式会社 コワダヤ
会長 松野保男

黒豚との関係

1950年(昭和25年)高校を卒業し、19歳で東京の小和田屋に入社以来、現在に至るまで黒豚との関わりを続けて57年が経ちました。 当時の小和田屋は東京芝浦屠場(現在の東京食肉市場)の中でもすでに、鹿児島の大手畜産商、鮫島誠三氏との取引があり、この時から私と黒豚との関係が始まっておりました。

この鮫島誠三氏は1948年(昭和23年)、NHKの人気番組″私の秘密″に出演し黒豚の曲芸を行って有名になった方で、黒豚の生産に関しても全国黒豚 共進会で連続6回入賞、内閣総理大臣賞2回受賞等、数々の実績を残された方で、この縁により現在の私と黒豚との関係があるのだと思います。

 このような背景の中で1963年(昭和38年)鹿児島県加世田市が新しい時代の変化を先取りして、食肉センターを開設することになり、企業誘致を受け当地に進出、黒豚の名産地薩摩の国との関わりが始まり、 1967年(昭和42年)からは加世田市(現、南さつま市)の委託を受け、経営を行っております。

 当時、加世田支店開設以前の食肉流通は、鹿児島で買い付けた豚や牛を貨車に積込み、生体輸送で東京の市場に出荷されていましたが、生体輸送は膨大な費用と日数がかかる上、体重の目減りという大きなデメリットを抱えており、 この現状を打開すべく、産地で解体処理することによって輸送の大幅なコストダウンにつながり、冷凍・冷蔵技術の進歩と併せて食肉大量輸送が可能となり、生体輸送から枝肉輸送へ、そして部分肉(カット肉)流通の時代と変化してまいりました。

1975年(昭和50年)には時代のニーズに対応した美味しい豚肉造りのため、鹿児島県日置郡吹上町に直営農場を建設、常時3000頭の農場をオープンし、 1980年(昭和55年)には、新社屋建設と同時に解体処理方法及びカット肉処理方法のオートメーション化を計り、可能な限り機械化を推進するとともに、この時を契機に社名を″株式会社コワダヤ″に変更いたしました。 同時に直営農場を、約3,000頭の黒豚飼育農場として経営しております。

 2001年(平成13年)から、自社による黒豚の焼豚などの加工品製造販売を開始いたしました。 同時に、次の時代へ生き残る食品企業の必須条件である『安心・安全・品質』をテーマに2000年(平成12年)4月には国際衛生規格SQF2000/HACCP認証工場の資格取得を業界初で達成し、 さらに2005年(平成17年)6月には、欧州(オランダ企業)の最新技術を導入し、敷地面積3,940坪・工場面積1,150坪の新食肉センターが完成いたしました。

この工場は見学コースを備えており、『安心・安全・品質』の徹底と業界へのご理解をいただくために、その思いを皆様に直接感じていただきたいと考えております。

 省みれば社会人としての第一歩が東京芝浦屠場での黒豚との縁、第2の人生とも言うべき薩摩の黒豚産地である南さつま市加世田との縁…「私の84年の人生のうち、58年は黒豚との関わりでした。」

 今後とも、上質な鹿児島産黒豚のおいしさを、多くの方々により安心してご案内できますよう、努力していく所存でございます。
弊社黒豚商品をご愛顧いただきますようお願い申し上げます。